Dockerコマンド簡易チートシート

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Shou Arisaka nyapp.buzz/shou
short bio
Z世代の情報技術者。Next.jsで自作SNSを個人開発中。

dockerも大分馴染んできたので,簡単な概要と，よく使うコマンドのリスト,使い方,オプション,簡単な例を書き留めておく．

Dockerの概要

簡単に壊せる環境が作れる優れもの．例として，得体の知れないコードを実行したり，データのクラッキングが前提のコードを実行したりということが容易にできる． Gitのスターの少ないライブラリを試したい時や，ホストに入れる前に動作を確認したい／ホストで不具合でたのでセーフモード的に検証したい，など．

dockerの上にimage(ubuntu/ruby etc)があって，そのimageからContainerを作る．ContainerはubuntuなどのOSからrubyなど単純な実行環境まで様々． imageの作り方として，docker hubからpullするか，Dockerfileを作成し，docker build .する方法がある．

しかしながらwindowsだとマウントやその他多点においてLinuxとの相違が点在する． dockerコマンドをpowershellから実行することは通常できなく，docker tool boxの専用シェルでのみ実行可能．

基本コマンド

Dockerはコンテナ技術を利用してアプリケーションを効率的に管理・展開できるツールです。本記事では、日常的に使用される主要なDockerコマンドを一覧でまとめています。各コマンドの簡単な説明と使用例も記載しているため、初心者から中級者まで幅広く参考にしていただけます。

attach

起動しているコンテナに接続する

docker attach <container>

参考: start, ps

build

Dockerfileからイメージをビルドする

カレントディレクトリのDockerfileを使用してイメージを作成します。

docker build .
docker build -f /path/to/a/Dockerfile .
docker build -t shykes/myapp .

commit

コンテナの変更内容をもとに新しいイメージを作成する

docker commit <container> <new_image_name>

cp

コンテナとローカルファイルシステム間でファイルやフォルダをコピーする

ローカルからコンテナへファイルをコピーする例:

docker cp ./localfile <container>:/path/to/destination

コンテナからローカルにファイルをコピーする例:

docker cp <container>:/path/to/file ./local/destination

create

新しいコンテナを作成する

docker create <image>

diff

コンテナのファイルシステム上の変更を検査する

docker diff <container>

events

サーバーからリアルタイムイベントを取得する

docker events

exec

起動中のコンテナ内でコマンドを実行する

docker exec <container> <command>

インタラクティブなシェルセッションを開始する例:

docker exec -it <container> /bin/bash

export

コンテナのファイルシステムをtarアーカイブとしてエクスポートする

docker export <container> > /path/to/tar/file.tar

history

イメージの履歴を表示する

docker history <image>

images

ローカルに保存されているイメージの一覧を表示する

docker images

import

tarボールからファイルシステムイメージをインポートする

docker import /path/to/tar/file.tar

info

システム全体の情報を表示する

docker info

inspect

Dockerオブジェクトの詳細情報を表示する

docker inspect <container|image>

kill

起動中のコンテナを強制終了する

docker kill <container>

load

tarアーカイブからイメージをロードする

docker load < /path/to/tar/file.tar

Dockerレジストリにログインする

docker login

logout

Dockerレジストリからログアウトする

docker logout

logs

コンテナのログを取得する

docker logs <container>

pause

コンテナ内の全プロセスを一時停止する

docker pause <container>

port

コンテナのポートマッピングを表示する

docker port <container>

ps

起動中のコンテナの一覧を表示する

docker ps

全コンテナの一覧を表示する場合:

docker ps -a

pull

レジストリからイメージまたはリポジトリを取得する

docker pull <image>

push

イメージまたはリポジトリをレジストリにプッシュする

docker push <image>

rename

コンテナの名前を変更する

docker rename <container> <new_name>

restart

コンテナを再起動する

docker restart <container>

rm

コンテナを削除する

docker rm <container>

全てのコンテナを削除する場合:

docker rm $(docker ps -aq)

rmi

イメージを削除する

docker rmi <image>

全てのイメージを削除する場合:

docker rmi $(docker images -aq)

run

新しいコンテナでコマンドを実行する

docker run <options> <image> <command>

save

イメージをtarアーカイブとして保存する

docker save <image> > /path/to/tar/file.tar

search

Docker Hubでイメージを検索する

docker search <term>

start

停止しているコンテナを起動する

docker start <container>

stats

コンテナのリソース使用状況をリアルタイムで表示する

docker stats

stop

コンテナを停止する

docker stop <container>

tag

既存のイメージに新しいタグを付ける

docker tag <existing_image> <new_image>

top

コンテナ内の実行中のプロセスを表示する

docker top <container>

unpause

一時停止したコンテナのプロセスを再開する

docker unpause <container>

update

コンテナの設定を更新する

docker update <options> <container>

version

Dockerのバージョン情報を表示する

docker version

wait

コンテナが停止するまで待機し、終了コードを表示する

docker wait <container>

このチートシートを参考に、Dockerのコマンド操作を効率化できます。公式ドキュメントやリファレンスも参照しながら使うことをおすすめします。